やりたいことを諦めないで!2018年12月31日 wpmaster 22,348 views
インタビューに答えてくれたのは、切り絵作家(AtelierTanTan)さん。
シングルママでも素敵な作品を生み出し続ける彼女の魅力にせまります。
お子さま人数:2人 お子様の年齢:6歳(小1)4歳(6月で5才)
お住まいの地域:東京都港区 職業:切り絵作家(AtelierTanTan) 雇用形態:フリーランス
Q.今回インタビューを引き受けてくれた理由
- シングルママと切り絵作家の両立をする為に、活動方法を工夫したり情報収集を沢山しました。しかし、(子供達の)祖母やシッターさんの力を借りなければ両立は難しいと思っています。
今は便利な世の中なので、情報サイトも沢山ありますし、シッターサイトも登録段階から情報がしっかりしていて、急なお願いも対応してくれます。
私は展示会や、百貨店の催事などで急遽予定が入る事がありますが、そんな中、シッターサイトはとても助かっています。色々な方の力を借りる事が出来れば、シングルママでもフリーランスとして道を切り開く事は可能です。私のような働き方もあるよ。と言うのを皆さんに知ってもらいたいと言う想いと、『シングルゆえの制限は、ある程度解決出来る』という事を、もっと発言していきたいと思いインタビューを引き受けました。
Q.作品についてお聞かせ下さい
- 切り絵で作成した、KIRIE Jewelry (ペーパーアクセサリー)を中心に制作しています。
紙で出来たアクセサリーですが、特殊な紙で制作している為、水に濡れても大丈夫。大きいのにわずか5グラムという軽さも特徴的で、何より風にひらりとなびく様子が、ファッションに優雅さを添えます。
汗や雨に強く、ピアス、イアリングは何度も使用出来ます。ネックレスはウェディングや写真撮影、発表会など特別な時に使用して下さるお客様が多いです。
デザインでは、インタービジネスブリッジ合同会社より販売しているCARRY saKASA や、クリロン化成株式会社が製造・販売しているBOS等があります。
逆さに開くCARRY saKASAは、『自分も濡れない、他人も濡らさない、自立する機能的な傘』として人気上昇中の商品で、傘をさすと幻想的な夜空が広がり、雨の日が好きになるような、そんな想いで森や妖精の絵に拘りました。防臭袋のBOSは、驚くほど臭わない衛生的な袋として人気で、使い終わっても置いておきたくなるようなデザインをと工夫をしました。とにかく防臭性が優れており、気になる臭いは全て閉じ込めるので、私も子供達が赤ちゃんの時に是非使いたかったですね(笑)どちらもネット販売やショッピングモール等でお買い求め頂けます。
Q.お仕事の内容と、そのお仕事に就いた理由を聞かせてください
- 中学生の時に切り絵にハマった事が始まりでしたが、中学の頃の担任の先生が続けていくきっかけを作って下さいました。学生時代、3年間アメリカに留学していた頃、英語が話せず、友人とのコミュニケーションが今一つだった時期、切り絵が私を助けてくれました。皆が欲しいと言ってくれて、創作そのものがコミュニケーションツールとなったのです。
更に、私が作品を同級生にあげていた時、先生に『あげてはダメ、売りなさい。』と言われました。最初はかなりカルチャーショックを受けましたが、初めて切り絵が仕事に繋がると気が付き、ライフワークとしていくこ事が確信出来ました。そして切り絵作家としての活動が始まりました。
しばらくはギャラリーを活動フィールドとしていましたが、アメリカやヨーロッパを始めとする、海外では絵を飾るということが当たり前の風景である一方、日本では一般的な家庭の環境からも、絵を飾ること自体が珍しく、今後も当たり前の光景になる事は難しいと思いました。もっと日常的なものに切り絵を取り入れていきたい、と考えたのです。
そして、アクセサリーやインテリア等、身近なものに切り絵アートを表現する、という現在の作品・活動スタイルが出来ました。子どもが生まれてからは、発想や活動の内容も広がり、親子で楽しめるような作品作りにも力を入れるようになりました。いずれは海外にも今の作品を持っていきたいと考えています。
Q.シングルマザーになって良かった事は?
- あまりおすすめはしませんが(笑)人生経験が積まれて様々なケースに対する経験知が上がった事ですね。色々な課題を持っている方の気持ちが分かるようになり、改めて、思いやりの大切さを学びました。
一人で子育てをするとなると、子どもとの距離間や仕事・育児・家事の両立が難しい時もありましたが、それでもしっかりと仕事をする事によって、子どもといい距離間が保たれるようになり、普段見えないような事にも気がつくようになりました。
休日にはハーバリウムや切り絵を一緒に作りながら子供と遊んだり、逆に多くのことを子ども達から学んでいます。
Q.シングルママに対してどんな支援や国の制度があったらいいと思う?
A.私は思っていた以上にシングルに対して手厚いなと思いました。しかし、色々な支援を受ける為に一番大切な事はやはり情報収集だと思います。行政だけでは無く、民間企業などでも色々な支援があります。まずはどんな支援があるか知る事が大事なので、分かりやすく情報収集のツールがあるといいなと思います。
また、病児保育についてもっと受け入れやすくしてくれるといいですね。
シングルママはどうしても仕事が休めない時があると思います。私も催事の時など、絶対休めないときがあります。そんな時に限って、子どもがインフルエンザなどになってしまいますよね…
病児保育は、当日病院に受診して、証明書がないと預かってくれません。当日の受け入れが難しかったりもします。私はシッターさんに診てもらっていました。病気になったらスムーズに必ず入れる病児保育があるといいなと思います。さらに、フリーランスやシングルママの経営をサポートするような支援があるといいなと思います。
フリーランスは時間の融通が利くので、子供達と一緒に居られる時間も多いです。しかし、税金の事や確定申告など、難しい事もあるので講習会や起業支援があるといいですね!
Q.最後に今辛い想いをしているシングルママに一言応援メッセージを
A.一つ一つの課題を解決できる手立ては必ずあるので、上手に探して、とにかく自分の仕事や切り開こうとしている道を諦めないでください。
一般社団法人シングルママ支援会2018年02月10日 wpmaster 19,345 views
ママユナイテッドは「シングルママ」「シングルになることを考えているママ」たち。そして、「子供達」を応援します。
★法律相談、住宅相談、就業支援、資格取得支援など生活基盤創りサポート機能
★母体となっているママスクエアの各地の施設を拠点としてママ同志が繋がり、様々な情報共有(玩具や洋服の交換など)や、相談、助け合いができる「シングルマザーコミュニティー」機能を担っていきたいと考えています。
→詳しいお問合せはこちら
幸せを感じる子に・・・2018年02月10日 wpmaster 22,040 views
平成28年度全国ひとり親調査(厚生労働省)のデータは以下の通り。
4年前から比べると平均20万円ほどあがっていますが、働いているにもかかわらず、日本の母子家庭は貧しい。母子世帯のうち、収入が125万円に満たない「貧困層」の割合は、およそ半数の48・2%にのぼる。先進国で最悪のレベルらしい。
12ヶ月で割ると月15万円程度。 それぞれの環境があるので、乱暴なことは言えませんが・・・
馬力と笑顔と愛嬌があれば “もっと稼げるはず”。
“しなければならない”っていう呪縛から抜け出し、“楽しいことをやりたい”って気持ちを切り替えるだけで、働くモチベーションが上がり、辛くても踏ん張れると思います。
苦手なことより、得意なこと。でも楽なことより、ちょっと難しいこと。にチャレンジした方が、対価は少し増えるかもしれません。
「片親だから子供しつけが心配」
「小さい頃から保育園に預けるのはかわいそう」
「もし病気になったらどうしよう」とかイロイロな想いが交錯すると思いますが、
子供は頑張るママ、楽しそうにしているママをみるのが大好き。
ずっと一緒にいるから愛情が深いとか、時間が短いから浅いとか、そういう問題じゃないようです。
政治や世の中が何を変えてくれるわけでは無いので、自分自身が毎日ハッピーに過ごせる気持ちを持つことが大切なんだろうなと思うわけです。
みんなで、そんなことを考えていければ「女性が本当の意味で輝く社会」になるんじゃないかな?と思う、今日このごろです。
「幸せな子」を育てるのではなく、どんな境遇に置かれても「幸せに感じられる子」を育てたい。
そのように強く思います。